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新選組のイメージ

新選組のイメージ=悪党、あるいはアイドル、男の美学、などなど様々でしょうが、この新選組ほど、毎年毎年コンスタントに「これでもかーこれでもかー」と言わんばかりに関連本が出版されているのは他にはそれほど見当たらないのではないかと思ってしまうほどです(笑)。

現在の新選組イメージの大元となる話を作り上げたのは、
幕末時代小説の第一人者である作家の子母澤 ェ(しもざわ かん/1892年〜1968年 明治25年〜昭和43年)という人ですが、子母澤さんの本は、幕末の生き残り隊士の話が多く入っており、歴史というよりは、事実を書いている印象が 強く、また作者もそれを強く意識しております。
なぜなら作者の祖父は幕府側の隊(彰義隊)の残党だったのです。
さらに子母澤さんは新聞記者でもありました。

新選組のさまざまなイメージが出てくるのは、この子母澤作品から後の歴史小説やテレビによるものが大きいと思いますが、その母体に子母澤ェ作品はなっているようです。

「”男の美学”のイメージを作ったのは?」
新選組、とりわけ土方歳三の「男の美学」というイメージを作った決定的な作品は司馬遼太郎さん原作の「燃えよ剣」です。

「男の典型をひとつずつかいてゆきたい」

と語っていた司馬さんは、この作品の中で土方歳三
「男の一生は 美しさを作るためのものだ、自分の。そう信じている」
と言わせてしまっています。
この言葉によってノックアウトされてしまったであろう発行当時(1964年)の読者達によって、おそらく土方=男の美学、というのが固定したと思われます(笑)。

司馬作品は史実が重要視されているため、その信頼性に乗っかって「土方は男の美学を求めていた」というのが定説のようになります。
さらには「とにかく武士になりたかった、旗本になることを夢見ていた」とかいう話まで、まるで文献にその話がそのまま残っているかのごとく書かれるようになったように思います。
こんにち(21世紀)では司馬文学の中で史実と違う部分を指摘するものが随分と増えました。

「同性愛的イメージは? アイドル新選組」
コミック同人誌の同性愛ネタで新選組が好かれる元となったのも、おそらく司馬さんの「新選組血風録」の影響が大だと思います。

新選組は、実際に男色家(同性愛者)が隊内にいて、近藤さんも困っていた、という話が史実として残っています。


さらに「新選組血風録」がドラマ化された事によって、”アイドル新選組”が誕生したのではないでしょうか。
なんせ沖田さんの墓に関しては、ファンなどがあまりにも多く来て(「新選組血風録」放映の影響)、墓が荒される(た?)というので年に1回しか一般公開しなくなったとか(笑)
(※2004年現在でも年1回かは確認していません)

「キャラクター性の強い新選組 」
ギザギザ(だんだら)模様の隊服に、誠のシンボル・・・と、わかりやすい新選組のスタイルは、とてもキャラクター化しやすい存在でもあります。

新選組は、今で言う警察隊のようなものだったので、わかりやすい身なりも当然といえばそうなのですが、 土方さんに関しては「こんなの着れるか、恥ずかしい」というので着なかった、という話がありました(笑)局長と副長は着てなかったみたいですね。隊服は粗末な者だったそうです。
・・TV番組のスマステ3(2004年)で、浅葱色の隊服は数ヶ月でやめ、その後は黒服にしたという話がありました。
なんで止めたのかは謎ですが、あの隊服のおかげで現代の新選組のイメージは浅葱色になりました☆

 

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